外資系企業は、正社員なのにすぐ「クビ」になるというイメージがありませんか?
でもそれって本当に簡単この日本で首なんかになるのか?
日本の法律的にはどうなのなどの疑問も同時にありますね。
こんにちは!
外資系転職3回の現役サラリーマンのトミーです。
私は自ら転職はしましたがクビの経験はないですよ。
ひとことに「外資系企業」といっても、その中身は千差万別。ひとくくりにはできませんね。
イメージが先行している外資系の正社員の「クビ」について実態をベースにお伝えしたいと思います。
外資系と言ってもさまざま!いろいろあります。
繰り返しになりますが、外資系の会社もいろいろです。
仕事に語学力が必須な職種もあれば、日々の仕事はほぼ日本語だけの所もあり。
入社してみると、外資系なのに上司、同僚など他の正社員や派遣社員はすべて日本人ばかりだったなどという会社も沢山あります。
私の2回目の転職は、神戸に本社がある外資系メーカーでしたがほとんど周りは日本人で海外の上司もいませんでしたよ(笑い!)
つまり日本の社風を持ち、雇用制度も日本の会社と変わらないところも多数ありますし、そう言う会社は日本に根付いているので業績も安定しています。
とはいえ、外資系の会社では、本国とのコミュニケーションが発生したり、外国人の写真と接する機会が多いこともあることはあります。同じ欧米系の企業でも、アメリカと欧州の企業では休暇の取り方ひとつを見ても異なりますね。
ですから。ここでは外資系企業も千差万別であるとまず理解しておきましょう。
一括りにはできないという事です。
正社員の雇用形態が違う外資系?
外資系の中には日本で法人化しており、歴史が長い外資系の会社があります。このような会社は雇用制度はほぼ日本と一緒というパターンもあり、「クビ」についてはそこまで心配することはないです。
しかし、このような会社以外のいわゆるイメージ通りの「外資系企業」については根本的な部分では、“日本企業とは異なる”、ということを理解しておかないといけません。
特に雇用形態についてです。紐解いてみましょう。
日本でも最近になり、終身雇用制度や年功給の見直しなどが話題になることが増えてきましたが、それでも新しい会社への転職をかなえた瞬間に、次の転職のことを具体的にイメージしている人は少ないですよね!
「できることなら定年まで勤め上げたい」といった気持ちで入社を考えているものです。これは、日本企業の根幹には、今なお「終身雇用」という概念が深く根付いているためと言えます。
しかしグローバル企業は、実はこの終身雇用という概念がない国が大半です。
ですから、「長く働くことで役職が与えられ、昇格のタイミングには昇給がかなう」といった体制が整っていないため、外資系企業で働く人は、経験を積み、スキルを身につけた後には、転職によってポジションや年収アップを図るといった考え方が一般的です。
しかしながら、世間でのうわさ通り、外資系企業では突然の解雇が日常茶飯事なのでしょうか?
実はこの答えは「ノー」なのです。外資系企業といえども、日本国内では日本の労働基準法が適用されるため、社員の解雇は容易に行えることではないのです。
外資系企業で正社員なのにクビなる場合のパターン!
外資系企業といえども簡単に正社員をクビにはできません。
しかしながら、容易に行えないからこそ、法律すれすれのパターンもある企業では見られます。
繰り返しになりますが、外資系企業も様々です。すべての外資系同じではないのでそのように理解して読み進めてください。
外資系企業で見かける実質正社員がクビになるパターンは、「解雇予告通知書」を出して、当日以降、解雇予定日(30日以上先)まで出社をさせないというものです。
ほとんどの会社で解雇手当はちゃんと支払われますが、日本の労働基準法的には黒に近いグレーですが、一応法に則っているように見せています。
結局このことは、非常に強力な「退職勧奨」を行うということであり、労働契約の終了を一方的な意思によって通告する解雇(いわゆるクビ)という形式ではなく、何が何でも相手の退職の合意を取り付ける「合意退職」にもっていく方法なのです。
*違法な退職勧奨を行っている外資系企業は少なからずあると思われます。また、日本の大手企業でさえこの手法を取り入れている会社もあります。だからブラック企業ランキングに大手の日本企業も乗るのです。。 😳
外資系の中には、数ヶ月前から本人に気付くチャンスを与えている場合もあり、たいていの場合、解雇予告通知書を受け取る前に受け取るであろうその人は転職していきます。
その会社は、年俸制でインセンティブ(賞与)があるんですが、インセンティブがもらえる時期と人を減らすの時期が同じなんです。
毎年、上司から「通知書を渡しますので会議室に来てください」とだけ言われ、インセンティブの支給通知書か、解雇予告通知書か行くまでわからないという事もあります。
「インセンティブがもらえる」といそいそ会議室に行ったら解雇だったというなんとも悲しいケースもあるのです!
しかし、このように解雇予告通知書を出すか出さないかなどの会社の社風というかルールを事前に知って転職していくことが雇用される我々側には必要なんです。
このような事は調べてもなかなかわかりませんので転職エージェントに確認するのが最も早い方法です。
私も必ず転職前に事前に確認して納得したうえで会社を決める決断をしています!
外資系転職正社員でもクビ?あなたが取るべき対処方法は、
あなたが行きたい会社がこのようなグレーな形でクビにするとしたらあなたならどうしますか?
私の意見では対処方法としては2つあるのではないかと思います。
一つ目は、日本の雇用に関する法律に乗っかっている企業に転職する!
二つ目は、転職を何度か繰り返す覚悟で外資系会社を選ぶ!
どちらのケースも事前に転職エージェントとの相談になります。その場合、一番外資系の転職業務に長く、そして豊富な経験がある転職エージェントに相談しましょう。
おすすめは、【JACリクルートメント】
2つ目の転職を繰り返すパターンですが、実は外資系ではあるあるの事なのです。ジョブホッピングではないですが、常にクビのリスクを認識しながら高い年収やポジションを維持していく人も実は世の中多くいます。
ある企業を「クビ」になったとしても、また新しい環境で活躍すればよいのです。一度失敗してもやり直しがきく環境をしっかり作ってさえいければ、いろいろな選択肢が生まれてきます。
外資系に勤めている人のなかには、常時、信頼できる転職エージェントと繋がっていざという時のために備えている人もいます。
クビになるならないに関わらず、転職してキャリアアップを狙うという目的もありますし、また年収をあげるチャンスでもあります。ポジティブにとらえてる人も多いですね。
また、「クビ」をそこまで心配しなくて良い、日本法人化している外資系企業に勤めたり、転職エージェントや知り合いから転職前に会社の状況をよく調べた上で移籍する人も多いです。
最後にまとめ:クビばかり気にしていたら希望はかないません
今回は外資系企業で正社員なのにクビになるケースについてみてきました。クビのリスクばかりのイメージが先行していますが、外資系には日本企業にない良い部分も沢山あります。例えば、年収が高い、成果を出せば年齢に関わらず昇進できるというメリットなどです。
こういうことも総合的に見て外資系転職を考えていきましょう。