「電通」などのブラックな事件があったのにも拘らず、未だにブラック企業は存在しています。
あなたがもし、「俺は、ブラック企業に働いているよな~」と思うのであれば今すぐにでも逃げ出す方法を考えることをおススメします。
「やめたら迷惑かな~」、「自分は負け組だな~」などそんな思いをお持ちかもしれませんが、あまり深く考えることなどないです。あなた自身が真面目に仕事をしてきたなら勇気をもってスパッとやめても良いです。
人生一度きりです。そんなブラックな会社に働き、あなたがこの日本の社会で保障されている自由を過度に奪われてまで、そんな企業にしがみついている理由は何もありません。
まして、今は日本の労働力が減ってきており、転職などの市場が盛り上がっています。仕事なんてどこでもいつでもあります。この機会を逃さずにあなたの今後の生活を見直し、より良い人生を送るべきです。
今回はそんなブラック企業から逃げ出す方法についてお伝えしたいと思います。
ブラック企業の特徴は?あなたに当てはまりませんか?
ブラック企業の特徴は以下のようなものが挙げられます。
🎆長時間労働が横行している
従業員に対して過剰な労働時間を強いることが多く、法律で定められた労働時間を超えることがある。
🎆給料が低い
長時間労働に対して、適切な給与が支払われないことが多い。
🎆労働環境が悪い
必要な設備や設備が不足していたり、作業場所が狭く、過密な環境で働くことが多い。
🎆人権侵害がある
常に過剰な労働時間や過度な業務量、パワーハラスメントやセクシャルハラスメントなど、従業員の人権が侵害されることがある。
🎆無理な要求がある
短い納期や過度な業務量など、無理な要求が多いため、従業員のストレスが増大することがある。
🎆組織文化が腐敗している
トップダウンの命令系統が厳しく、従業員の意見を受け入れる風土がない。
🎆退職者の扱いが悪い
退職者に対して離職票を発行しない、給与未払いなどのトラブルがある場合がある。
以上が、ブラック企業の代表的な特徴です。しかし、これらの特徴が全て当てはまるわけではありません。また、特定の業種や企業によっては、特定の特徴が強く現れる場合があります。
ブラック企業から逃げ出す方法では事前の準備が大切!
ブラック企業からすぐ逃げ出したいのは山々ですが、最低限の事前準備はしておく方が良いでしょう。
事前準備とは、大きく考えますと以下の2つになると思います。
1. 会社と揉めないための準備
2. 仕事を確保する準備
に分けれると思います。どちらも直ぐにやっていきましょう。
ブラック企業と揉めないための準備
逃げ出した場合、ブラック企業がどのようにあなたに対応するかどうかわからないので(法律的に何の問題がないかどうかのチェック)、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談するのが良いでしょう。安心してあなたの権利を確認できると思います。
相談コーナーの相談員も親身に話を聞いてくれるはずです。逃げ出すというと何か後ろめたいことをしたと思われるかもしれませんが、あなたの権利なのでどうどうと不安な事は相談した方が良いと思います。
退職の意思を伝える
一般的な事をお伝えしますと、、、
民法第627条1項では以下のようなことが書かれています。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
会社側(使用者)には労働者の退職を拒否する権利はありません。法律上は、あなたが辞めたいと申し出さえすれば、2週間後には自動的に退職となります。
上記の民法では、会社の就業規則に「1か月前に申し出ること」といった規則があっても、会社が勝手に決めたことであり、民法上は2週間で全く問題ないのです。
退職の意志を伝えているのに、会社側が拒否して無理矢理出社させるなどとなると、「労働基準法第5条の強制労働の禁止」に違反することとなります。
使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当に拘束する手段によつて、労働者の意思に反して労働を強制してはならない。
民法の条文での「解約の申入れの日」とは、退職の意志(退職届)を表明した日です。その意思は、口頭でもメールでも有効なのです。
できれば、証拠が残りわかりやすいメールが良いのではないでしょうか。最近の会社は会社のシステムで意思表示する場合があるいかもしれませんね。その場合は、システム上で意思表示しましょう。
言った言わないの争いになるのを避けるためにも、メールか郵便などの内容証明あるいはシステム上での退職届を正式に送ることが望ましいでしょう。
ちなみに、以下の違いは理解をしておきましょう。
🎆「退職願」と「退職届」の違いとは、
「退職願」とは、退職希望を会社に伝えるために提出する書類です。会社に対して「辞めたいのですがよろしいでしょうか?」とお願いすることになります。
一方、「退職届」とは、あなた自身が退職の意思を会社に伝えるために提出する書類です。法律的には、退職届を提出してから2週間後に退職となります。
したがって、退職したいと思ったら、退職届を提出することが必要です。
損害賠償の要求の場合について
また、会社側が訴えると、とんでもないことを言い出した場合に知っておくべきことは以下の通りです。
労働基準法第16条によりますと、下記のように定められています。
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
つまり、「退職するなら、損害賠償を払え!」というのは法律上は全くの無効です。ですから、仮に損害賠償などを要求されてもまず安心して落ち着いて対処しましょう。
実際にかかった損害額は請求して良いと定められてはいるが、その場合は裁判で、退職と損害の因果関係を会社側が証明しなくてはならず、一般的にはこの証明は非常に難しいものですし、普通に仕事をしている場合はこのような損害賠償などというケースには当てはまりません。
あなたが、退職にあたりお金を払うことを例え要求されたとしても、その要求は法律上違反であり無視して構わないものなのです。
失業保険を受けるための離職票
ブラック企業から退職した後でも、離職票の発行によるトラブルが発生する場合があります。このようなトラブルは失業保険の受給に支障をきたす可能性があります。
失業保険を受け取るためには、正式な退職の翌日から10日以内にハローワークに離職証明書を提出する必要があります。
しかし、特にブラック企業では離職票の発行が遅れることがあります。
このような場合には、すぐにハローワークに相談することをおすすめします。ハローワークの担当者が、会社に連絡してくれる場合もありますので、あらゆる手段を使って解決を図りましょう。
ブラック企業から逃げ出す前に仕事を確保する
あなたのブラック企業での状況にもよりすぐさま失業保険をもらわなければならない場合もあると思います。しかしながら、そのような状況にない人やたとえ失業保険をもらっている場合でも、そのあとの仕事の準備はすぐに始めるべきです。
今の労働市場は、あなたの様な労働者にとって絶好のチャンスとなっています。以下のグラフをご覧ください。
情報は転職エージェント大手のDODAから拾ってきました。
参考資料:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
2014年あたりから一貫して企業からの求人数が伸びています。それに対して転職希望者数も伸びています。日本がいよいよアメリカ並みの労働市場になってきているのかなと個人的には感じています。
つまり、生涯同じ会社に勤めるなどという古い形の労働スタイルではなく、より良い労働条件、あるいは自分のやりたい仕事を求めた市場が作られつつあるという事です。
仕事は変わりたいけど、その受け皿となる市場はないというのが、私が若いことの姿でしたが今は全く違います。とてもうらやましい状況です。
このような環境を上手く使わない手はありません。
ブラック企業にいる時から、転職エージェントや転職サイトに登録して、失業期間をなるべき短く(できれば失業期間はない)という状況になるように準備すべきかと考えています。
今はほとんどの転職エージェント会社のサービスは、ほぼ無料です。登録したところで、なんらコストがかかるわけではないのです。普段から労働市場の情報や働きたい企業や職種のジャンルなどを研究することはとても重要な事だと思います。
日本のねちねちしたブラック企業にほとほと嫌気がさしている人は、外資系企業に挑戦するという手もありますね。
どうしてもブラック企業から抜け出せない場合は!
会社をすばやく辞める方法として、最もおすすめなのが「退職代行」です。
退職代行とは、退職手続きを専門的に代行してくれるサービスのことです。自分で会社に出向く必要がなく、専門家が代わりに手続きを進めてくれます。上司と直接顔を合わせずに、合法的に辞めることができます。
退職代行の特徴は!
退職代行を利用することで、自分で面倒な手続きをする必要がなく、上司との直接のやりとりを避けることができます。
退職代行の主な特徴は以下の通りです:
🎆手続きが簡単
退職代行サービスを利用する場合、専門家が手続きを代行してくれるため、本人が面倒な手続きをする必要がありません。
🎆匿名性が保たれる
退職代行を利用することで、自分が退職することが会社にバレずに辞めることができます。
🎆速やかに退職手続きが完了
退職代行は専門的な知識を持っており、速やかに退職手続きを完了させることができます。
🎆カスタマイズが可能
退職代行サービスによっては、カスタマイズが可能で、自分の希望に合わせたサービスを選ぶことができます。
ブラック企業から逃げ出す方法で退職代行がおすすめの人
以下のような方々は、退職代行を利用することをおすすめします。
💢仕事の忙しさや家庭の事情などで、会社に行く時間がない人
💢会社の雰囲気が悪く、社員や上司と話すことができない人
💢退職の手続きに自信がない人
💢就職活動中で、今すぐに退職しなければならない人
💢疲れ切っていて、退職手続きをする気力がない人
退職代行を利用する場合は、信頼できる会社を選ぶことが重要です。評判や口コミなどを確認して、安心して利用できる代行業者を選びましょう。
【退職代行ガーディアン】
🆗 低費用、そして、簡単で確実に退職できますので一度ご検討ください。
ブラック企業から逃げ出す方法のまとめ
仕事から逃げることは悪ではありません。環境を変えることは、とても有効なことです。
だから、ブラック企業で勤め続ける意味がないというのが、私の考えです。すぐにその準備をして、生活を充実させブラック企業から逃げ出しましょう。
そのために事前に知っておかなくてはならないことは以下の2つです。
1. 会社と揉めないための準備
2. 仕事を確保する準備
どちらも大切な事だと思いますので、しっかり理解していきましょう。必ず、あなたにも明るい未来が訪れます。
どうしても自力では抜け出せそうにない人は【退職代行ガーディアン】も活用を検討しましょう。
日本のブラック企業を抜け出した後は、思い切って外資系企業にチャレンジするということも良いのではと思います。
🔴転職のサポートがとても充実しています。